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Xenについて

過去の記事でLPIC304の体験記を書いたのですが、当時学習した内容を少しずつアップしていこうと思います。
※アップ順番はアルファベット順を予定。

今回は、「Xen」についてです。
※過去の投稿は、一番下にリンクのみ記載しております。

↓LPIC304の体験記はこちら↓

www.guri2o1667.work


↓使用した参考書はこちら↓

徹底攻略LPIC Level3 304教科書+問題集[Version 2.0]対応 徹底攻略シリーズ



徹底攻略LPIC-Level3-304教科書+問題集[Version-2-0]対応-徹底攻略シリーズ


【Xenについて】

■特徴
 ・ハイパーバイザー型仮想化テクノロジー
  → Xen自体にデバイスドライバは不要。管理用OSがデバイスドライバを所有する
 
 ・各種デバイスの操作はカーネルへ依存
 
 ・XenはLinuxのブートローダーから起動される。
 
 ・SMP(Symmetrical Multi Processing)にも対応
 
 ・PV(準仮想化)ゲスト(Linux系OSのみ対応)とHVM(完全仮想化)ゲストの両方に対応している。
 
 ・管理用OSを実行するドメインをDomain-0
 
 ・ゲストOSを実行するドメインをDomain-U
 
 ・ブリッジモードがデフォルト
 
 ・ネットワークインターフェースはDomain-0側にvif1.0
 
 ・Domain0としてインストールするLinuxが動作HWであれば、どのようなゲストOSも動かせる。
 
■概要
Xenは仮想化ソフトウェアの一種。
Xenでは管理用仮想マシン(Domain 0、ドメインゼロ)が使用され、ゲスト仮想マシン(Domain U)を管理する。
※一般的な仮想マシンがDomainUとなる。
 
■設定ファイル
 /etc/xen
 /etc/xen/xl.conf  ・・・ xlコマンドの為のグローバル設定ファイル
 /etc/xen/domain1/domain1.cfg ・・・ ゲスト設定ファイル
 
 完全仮想化ゲストを動かすためには、ゲストOS上の設定ファイルにて、builder='hvm'というパラメータが必要。
 
■Domain0mに割り当てるメモリ容量について
 Xenが起動する際のブートローダー(GRUB,GRUB2等)の設定に「dom0_mem」オプションを指定する。
 
■XAPI
 Xenのホストマシン上で動作する仮想マシン管理を行うためのツール群。
 XAPIデーモンはCLIツールのxeコマンドを使用している。
 
■XenStore
 ドメイン間(仮想マシン間)で共有される情報格納用ストレージ空間。
 KVS(KeyValueStore)を採用しており、Domain0のxenstoredデーモンによって管理される。
 格納される情報は以下の通り。
  ・割り当てられているメモリや仮想CPU情報
  ・デバイス情報
 
 xenstore-lsコマンドで内容を確認することができる。
 
■Domain 0 へ割り当てるメモリ量の上限を設定する方法
 GRUBの設定ファイルで、dom0_memオプションを記載する。
 
 
 
■各種コマンド
【xlコマンド】
 xlコマンドのグローバル設定ファイルは、/etc/xen/xl.conf。
 ドメイン個別の設定ファイルは、/etc/xen/xl.cfg
 
 新しい仮想ブロックデバイスの作成
  xl block-attach
 
 PV(準仮想化)モードで起動している仮想マシンにコンソールアクセスする場合
     xl console
 
 指定したドメインIDにアタッチされている仮想ブロックデバイス一覧を表示する場合
  xl block-list
 
 実行中の仮想マシンの一覧を表示する
     xl list
 
     xl listコマンドでは各ドメイン(仮想マシン)のステータス
            
【xl listコマンドで表示される項目】 
 Name:仮想マシン名
 ID:         仮想マシンの数値ID
 Mem:割り当てられたRAM容量 ※使用容量ではない
 VCPUs:割り当てられた仮想 CPU数
 State:状態
     r (running):         実行中
                s(shutdown):            停止
     b (blocking):         I/O待ち、またはアイドル状態
     p (paused):         一時停止中
                c(crashed):              異常停止
     Time:起動してから消費された CPU時間の累計(秒)
 
 ↓出力例↓
 
  Name       ID     Mem     VCPUs    State      Time(s)
  Domain-0   0     128         1      r-----      1000.9
  Server1     3     256         2      --p---      900.8
  ServerB     8     512         1      -b----      777.6
  WindowsX   9     512         2      r-----      868.3
 
【xentopコマンド】
 Xenシステム及びドメインにおけるリソースの利用状況をリアルタイムで表示。

 
 

 


■試験料について
15,000円です。
※前は30,000円だったので半額になった。

(2020/1/10更新)
LPIC304関連のブログは下記の通りです。
興味ある方は一度目を通してもらえると、(何かしらの)役に立つ・・・??

↓LPIC304関連記事はこちら(アルファベット順)↓

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