過去の記事でLPIC304の体験記を書いたのですが、当時学習した内容を少しずつアップしていこうと思います。
※アップ順番はアルファベット順を予定。
今回は、「LPIC304出題範囲のコマンド」についてです。
※過去の投稿は、一番下にリンクのみ記載しております。
↓LPIC304の体験記はこちら↓
↓使用した参考書はこちら↓
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徹底攻略LPIC-Level3-304教科書+問題集[Version-2-0]対応-徹底攻略シリーズ
【LPIC304出題範囲のコマンドについて】
【Xen関連】
■書式: xl <サブコマンド> [引数]
Xenを操作するためのコマンドラインユーティリティ。
※ドメイン=仮想マシンと読み替えてOK
サブコマンド 説明
block-attach 新しい仮想ブロックデバイスの作成
block-detach ドメインの仮想ブロックデバイスの切り離し
block-list ドメインにアタッチされているブロックデバイスを表示
cd-eject ゲストドメインの仮想CDドライブからのCD取り出し
cd-insert CD挿入
console ドメインの仮想コンソールを開く
create ドメイン起動。ドメインの設定ファイル(~.cfg)を引数に渡す。
destroy ドメイン強制終了
info Xenホストの情報を表示
list 現在動作しているドメインの基本情報を表示
migrate ドメインを別ホストに以降
shutdown ドメインの正常終了
vcpu-set 仮想CPU数の変更
■書式: xe <サブコマンド> <引数=値>
XAPIデーモンはCLIツールのxeコマンドを使用して操作する。
サブコマンド 説明
cd-list CDの一覧表示
sr-destroy ストレージリポジトリ削除
sr-list ストレージリポジトリ一覧表示
vm-cd-insert ISOファイルのマウント
vm-destroy ホスト上の仮想マシン削除
vm-list ホスト上の仮想マシン一覧表示
vm-start 仮想マシンの起動
■書式: xenstore-ls <オプション>
実行時情報(=Xenドメインを実行している際に割り当てられているメモリ、仮想CPU、デバイス情報)を、XenおよびXenドメイン間で共有
【KVM関連】
■書式: qemu-img <サブコマンド> [オプション]
仮想ディスクイメージの作成や変換を行う。
仮想マシンのスナップショットは拡張子.img。
サブコマンド 説明
check ディスクイメージにエラーがないかどうかのチェック
commit 変更のコミット
convert ディスクイメージの変換
create 指定したファイル名で新しいディスクイメージを作成
info ディスクイメージに関する情報の表示
snapshot スナップショットの表示(-l), 適用(-a), 作成(-c)
■書式: kvm-img
スナップショットのファイル形式はqcow,qcow2。
KVMマシンイメージ自体のスナップショットを取得するコマンド
■qemuモニタ
QEMUに対する様々な管理操作を実行できる仮想コンソール。
コマンド 説明
change メディアの変更
commit ディスクイメージに対する変更を確定
delvm スナップショットの削除
eject メディアの取り出し
info <引数> 情報の表示
loadvm スナップショットから仮想マシンを復元
savevm スナップショットの作成
■書式: qemu-kvm [オプション]
KVMを管理/操作するための基本ユーティリティ。
※libvirtベースのツールを使用しない場合に、qemu-kvmを使用する。
オプション 説明
-drive 新しいドライブを定義。-driveオプションの後ろにサブオプションを定義する必要がある。
-boot order ドライブの起動順序を定義。
-cdrom 指定したファイルをCD-ROMイメージとして使用
-snapshot ディスクイメージファイルの代わりに一時ファイルを書き出し
-usb USBドライバを有効化
-uuid UUID UUIDを設定
■書式: brtctl サブコマンド
ブリッジを管理するコマンド。
サブコマンド 説明
addbr 新しいブリッジの作成
addif ブリッジにインターフェースを接続
show ブリッジの状態を確認
■書式: tunctl オプション
TUN/TAPデバイスを作成/管理するためのコマンド
オプション 説明
-b インターフェース名の表示
-n TUNインターフェースの作成
-p TAPインターフェースの作成
-d 指定したインターフェースの削除
-t インターフェース名を定義
【OpenVZ関連】
■書式: vzctl サブコマンド コンテナID
オプション 説明
create コンテナ作成
destroy コンテナ破棄
exec OS上の任意のコマンドの実行
exec2 上記+exitコードを返す
restart コンテナの再起動
set 各種設定
start コンテナ起動
stop コンテナ停止
suspend コンテナ一時停止
【libvirt関連】
■仮想マシン作成ツール
ツール 説明
virt-clone イメージ複製ツール
virt-image XMLファイルから仮想マシンを作成するためのツール
virt-install メディアから新しい仮想マシンを作成するためのツール
virt-manager GUI管理ツール
virt-viewer グラフィカルコンソール
■書式: virsh サブコマンド 引数
libvirtが提供する標準のコマンドラインツール
コマンド 説明
autostart libvirtdの起動時にゲストの仮想マシンを自動起動
change-media 仮想マシンにアタッチされたCD-ROMイメージファイルを変更
console ゲストの仮想マシンのコンソールに接続
create XMLファイルからゲストの仮想マシンを作成
destroy ゲストの仮想マシンを強制停止
dump ゲストの仮想マシンのコアダンプを出力
dumpxml ゲストの仮想マシン用の設定ファイルをXML形式で出力
list ゲストの仮想マシン一覧を表示
migrate ゲストの仮想マシンを別ホストに移行
net-auto 仮想ネットワークの自動起動
net-edit 仮想ネットワークのXML設定ファイルをエディタで開いて編集
net-list 仮想マシンネットワークの一覧を表示
net-start 仮想ネットワークを起動
reboot ゲストの仮想マシンを再起動
resume ゲストの仮想マシンを再開
save ゲストの仮想マシンをファイルに保存
setmem ゲストの仮想マシンに割り当てるメモリサイズを設定
setvcpus ゲストの仮想マシンに割り当てる仮想CPU数を設定
shutdown ゲストの仮想マシンを停止
suspend ゲストの仮想マシンを一時停止
vcpuinfo ゲストの仮想CPUを表示
vcpuin CPUアフィニティを設定
vol-list ストレージプール内のストレージボリュームの一覧を表示
【LVS関連】
■書式: ipvsadm <サブコマンド> [オプション]
LVSの管理ユーティリティコマンド。
コマンド 説明
-A 仮想サーバの追加
-a 仮想サーバにリアルサーバを追加
-D 関連づいているすべてのリアルサーバと仮想サーバを削除
-d 仮想サーバからリアルサーバを削除
-E 仮想サーバの編集
-e 仮想サーバに関連づいているリアルサーバを編集
--start-daemon 接続同期デーモン開始
--stop-daemon 停止
【Pacemaker関連】
■Cluster Resource Manager管理ユーティリティ
コマンド 説明
crm_attribute ノードの属性とクラスタのオプションを管理
crm_mon クラスタの現在の動作状態をモニタリング
crm_node クラスタのノード情報を一覧表示
crm_resource クラスタリソースに関するタスクを実行
crm_shadow 設定変更を実際のクラスタで実行する前にサンドボックスで実行
crm_simulate イベントに対するクラスタの応答をシミュレート
crm_standy crm_attributeのラッパー
crm_verify 設定の構文チェック
■書式: cibadmin サブコマンド オプション 引数
cib.xmlファイルの参照や編集を実行
サブコマンド 説明
-C、--create CIBにオブジェクトを作成
-E、--erase CIBの内容を全削除
-M、--modify CIB内のオブジェクトを修正
-Q、--query CIBの内容を表示
-R、--replace CIBのオブジェクトを置換
-S、--sync 全ノードでCIBの強制同期
オプション
-l、--local 操作対象をローカルノードのみにする
-A 、--xpath Xpath形式でXMLを指定
■書式: crm オプション サブコマンド
cib.xmlファイルの参照や編集を実行
サブコマンド 説明
cib シャドウCIBの管理
cluster クラスタの管理
configure CIB設定の管理。リソースの追加(=定義)は crm configure primitive。
node ノードの管理
ra リソースエージェントの管理
resource リソースの管理
status クラスタの状態表示
■書式: pcs [-f ファイル名] サブコマンド
PacemakerやCorosyncの制御や設定を行うために用意されたユーティリティ。
サブコマンド 説明
acl ACL設定
cluster クラスタのオプションおよびノード設定
config クラスタの全設定を表示
constraint リソース制約の設定
property プロパティの設定
resource クラスタリソースの管理
status 現在のクラスタとリソースの表示
stonith フェンスデバイスの設定
【DRBD関連】
■管理ユーティリティ
ツール名 説明
drbdadm DRBDの制御に必要なすべてのパラメータを/etc/drbd.confから読み込み動作。drbdsetup,drbdmetaをサブオプションとして使用する。
■書式: drbdadm オプション サブコマンド 引数
DRBDの様々な設定や管理作業に使用する。
オプション 説明
-c,--config-file drbdadmが使う設定ファイルの指定
-s,--drbdsetup drbdsetupコマンドの絶対パスを指定
-m,--drbdmeta drbdmetaコマンドの絶対パスを指定
サブコマンド 説明
attach リソースに対応するローカルデバイスを接続
connect リソースに対応するネットワーク設定を有効化
cstate 両ノードのデバイス接続状態を表示
detach 接続しているブロックデバイスを切断
disconnect ネットワーク設定を無効化
dstate リソースのディスク状態を確認
primary リソースのデバイス状態をプライマリ状態に切り替え
role Primary/Secondaryの表示
secondary リソースのデバイス状態をセカンダリ状態に切り替え
syncer デバイスの再同期に関するパラメータの読み込み
verify オンライン照合を実行(=両ノードのデータを比較して不整合がないかをチェック)
■試験料について
15,000円です。
※前は30,000円だったので半額になった。
(2020/1/10更新)
LPIC304関連のブログは下記の通りです。
興味ある方は一度目を通してもらえると、(何かしらの)役に立つ・・・??
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