前回、以下の記事で仮想環境の作成を記載しております。
仮想環境構築後にJupyterNotebookを利用しようとすると、つまづくポイントがあるため、ここで整理しておきたいと思います。
- ■基本的なJupyterNotebookの起動方法について
- ■つまづきポイント: 仮想環境の設定って反映されてるの?
- ■蛇足: 仮想環境のプロンプトからJupyterNotebookを起動
- ■設定方法
- ■補足
■基本的なJupyterNotebookの起動方法について
起動方法は複数ありますが、代表的なところでプロンプトからの直接起動があります。
今回はbase環境から起動しています。
■つまづきポイント: 仮想環境の設定って反映されてるの?
ここで少し疑問に思うところとしては、
「JupyterNotebookを起動した際、このJupyterNotebookには仮想環境の設定が反映されているのかどうか?」
というところです。
base環境で起動したJupyterNotebookであれば、
「仮想環境の設定が反映されていなそう・・・」
と予想はつきますが、結論を申し上げると、仮想環境の設定は反映されていません。
そのため、仮想環境をJupyterNotebookに反映させるためにいくつか設定が必要になります。
■蛇足: 仮想環境のプロンプトからJupyterNotebookを起動
試しに、base環境ではなく、作成した仮想環境test1からJupyterNotebookを起動しても、残念ながらJupyterNotebookの起動はできますが、仮想環境の設定は反映されません。
■設定方法
前置きが長くなりましたが、設定方法についてです。
1.仮想環境(test1)をアクティベートします。(=test1に入ります。)
2.jupyterをインストールします。
conda install jupyter
3.jupyterNotebookで仮想環境を使えるように下記コマンドを実行します。
ipython kernel install --user --name=test1 --display-name=test1
4.JupyterNotebookを起動します。
※base環境でも仮想環境でも、どちらでも構いません。
jupyter notebook
5.kernel >Change kernel を展開します。
※base環境でも仮想環境でも、どちらでも構いません。
test1環境が表示されていればOKです。
■補足
利用したい仮想環境を選択することで、JupyterNotebookで仮想環境を利用することができます。
以上です。