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【Terraform】Windows10/11でTerraformを利用する方法について(2024年5月版)

今回は、Windows10/11を利用したTerraformのインストール方法についてです。

Gitのインストール

GitのWindows版(=git bash)は、以下ページからWindows用インストーラーをダウンロードし実行します。

※ インストール画面内の選択項目はデフォルトのままで問題ありませんが、必要に応じて変更ください。

Git Downloads

tfenvを利用したTerraformのインストールについて(説明のみ)

tfenvというツールを使いterraformをインストールします。

少し話がそれますが、Windowsにterraformをインストールするには下記のどちらかを採用することが多いです。

  1. terraformインストーラーを実行するパターン
  2. tfenvを使って、terraformをインストールするパターン

今回は、terrafromバージョンの変更/切り替えが用意なtfenvを使った方法を記載しています(上記2の方法です)。

tfenvインストール

  1. GitBashを起動します。以降操作はすべてGitBash上での操作となります。
  2. 以下コマンドを実行してtfenvをインストールします。

     git clone https://github.com/tfutils/tfenv.git ~/.tfenv
    
  3. (念の為)以下コマンドを実行し、ホームディレクトリに移動します。

    cd;pwd
    
  4. tfenvコマンドへのパスを通すために、以下コマンドを実行します。("ユーザー名"部分はご自身の環境にあったものに置換ください。)

     cat << "_EOF_" >> .bashrc
     export PATH=$PATH:/c/Users/ユーザー名/.tfenv/bin
     _EOF_
    
     source ~/.bashrc
    
  5. 以下コマンドが実行できることを確認します。

     tfenv --version
    

tfenvを使用したTerraformインストール

  1. GitBashを起動します。以降操作はすべてGitBash上での操作となります。

  2. 利用可能なTerraformのバージョンを確認します。

     tfenv list-remote
    
  3. バージョンを指定してインストールします。今回は1.8.3を選択しました。

     tfenv install 1.8.3
     tfenv use 1.8.3
    
  4. 現在使用中のバージョンを確認します。

     tfenv list
    

    ※ 出力の先頭に「*」がついているものが、現在使用中(=選択中)のterraformバージョンとなります。

おまけ: VSCodeでgit bashを利用するための設定

Windows上でVSCodeを起動するとデフォルトではPowershellのプロンプトがターミナルのデフォルト設定となっております。

これを、GitBashに変更する方法は以下のとおりです。

  1. VSCodeを起動し、Ctrl+Shift+Pを実行します。
  2. 検索窓に「settings」と入力し、出力された「基本設定:ユーザー設定を開く」をクリックします。
  3. 画面遷移後の検索窓に「Terminal.Integrated.Default Profile: Windows」と入力し、Enterキーを押下します。
  4. 表示された項目のプルダウンメニューから「Git Bash」を選択します。
  5. 設定画面は閉じてください。(保存ボタンのようなものはないので、そのまま閉じて構いません)
  6. ターミナルを新しく起動し、GitBashプロンプトが表示されることを確認します。

以上です。