今回は、Windows10/11を利用したTerraformのインストール方法についてです。
- Gitのインストール
- tfenvを利用したTerraformのインストールについて(説明のみ)
- tfenvインストール
- tfenvを使用したTerraformインストール
- おまけ: VSCodeで
git bash
を利用するための設定
Gitのインストール
GitのWindows版(=git bash
)は、以下ページからWindows用インストーラーをダウンロードし実行します。
※ インストール画面内の選択項目はデフォルトのままで問題ありませんが、必要に応じて変更ください。
tfenvを利用したTerraformのインストールについて(説明のみ)
tfenv
というツールを使いterraform
をインストールします。
少し話がそれますが、Windowsにterraform
をインストールするには下記のどちらかを採用することが多いです。
- terraformインストーラーを実行するパターン
- tfenvを使って、terraformをインストールするパターン
今回は、terrafromバージョンの変更/切り替えが用意なtfenv
を使った方法を記載しています(上記2の方法です)。
tfenvインストール
- GitBashを起動します。以降操作はすべてGitBash上での操作となります。
以下コマンドを実行してtfenvをインストールします。
git clone https://github.com/tfutils/tfenv.git ~/.tfenv
(念の為)以下コマンドを実行し、ホームディレクトリに移動します。
cd;pwd
tfenvコマンドへのパスを通すために、以下コマンドを実行します。("ユーザー名"部分はご自身の環境にあったものに置換ください。)
cat << "_EOF_" >> .bashrc export PATH=$PATH:/c/Users/ユーザー名/.tfenv/bin _EOF_
source ~/.bashrc
以下コマンドが実行できることを確認します。
tfenv --version
tfenvを使用したTerraformインストール
GitBashを起動します。以降操作はすべてGitBash上での操作となります。
利用可能なTerraformのバージョンを確認します。
tfenv list-remote
バージョンを指定してインストールします。今回は
1.8.3
を選択しました。tfenv install 1.8.3 tfenv use 1.8.3
現在使用中のバージョンを確認します。
tfenv list
※ 出力の先頭に「*」がついているものが、現在使用中(=選択中)のterraformバージョンとなります。
おまけ: VSCodeでgit bash
を利用するための設定
Windows上でVSCodeを起動するとデフォルトではPowershell
のプロンプトがターミナルのデフォルト設定となっております。
これを、GitBash
に変更する方法は以下のとおりです。
- VSCodeを起動し、
Ctrl+Shift+P
を実行します。 - 検索窓に「settings」と入力し、出力された「基本設定:ユーザー設定を開く」をクリックします。
- 画面遷移後の検索窓に「Terminal.Integrated.Default Profile: Windows」と入力し、Enterキーを押下します。
- 表示された項目のプルダウンメニューから「Git Bash」を選択します。
- 設定画面は閉じてください。(保存ボタンのようなものはないので、そのまま閉じて構いません)
- ターミナルを新しく起動し、GitBashプロンプトが表示されることを確認します。
以上です。