今回はシステム状態を確認するコマンドについてです。
具体的には以下コマンドを取り上げています。
① uptime
② top
③ htop
- ■①uptimeコマンド
- ■②topコマンド
- ■1行目:top - 15:17:22 up 3:23, 3 users, load average: 0.00, 0.00, 0.00
- ■2行目:Tasks: 230 total, 1 running, 229 sleeping, 0 stopped, 0 zombie
- ■3行目:%Cpu(s): 0.2 us, 0.3 sy, 0.0 ni, 99.3 id, 0.0 wa, 0.2 hi, 0.0 si, 0.0 st
- ■4行目:MiB Mem : 3752.0 total, 2916.8 free, 304.4 used, 530.8 buff/cache
- ■5行目:MiB Swap: 2048.0 total, 2048.0 free, 0.0 used. 3212.2 avail Mem
- ■③htopコマンド
本記事は以下の本を参考にしております。
■①uptimeコマンド
システムの稼働時間と負荷状態を表示します。
15:05:27 ⇒ 現在時刻です。
up 3:11 ⇒ 起動時刻です。UTC時刻で表示されます。
3 users ⇒ ログイン中のユーザ数です。(同一ユーザでも、TTYが異なれば一ユーザとしてカウントされます。)
load average: X , Y , Z ⇒ Xは直近1分、Yは直近5分、Zは直近15分のCPUの負荷状態を表しています。数値は%ではないので、注意必要です。CPU負荷についてはtopコマンドで確認したほうがわかりやすいです。
尚、wコマンドのヘッダ部分の情報と同じです。
■②topコマンド
CPU使用率、メモリ使用率を継続的に確認できます。
デフォルトでは3秒間隔で表示が更新されます。
各項目は以下の通りです。
ヘッダ部分の5行は以下の内容です。
■1行目:top - 15:17:22 up 3:23, 3 users, load average: 0.00, 0.00, 0.00
uptimeコマンドとほぼ同じ内容のため、割愛します。
■2行目:Tasks: 230 total, 1 running, 229 sleeping, 0 stopped, 0 zombie
実行プロセス数の内訳が表示されており、カンマ区切りです。
■3行目:%Cpu(s): 0.2 us, 0.3 sy, 0.0 ni, 99.3 id, 0.0 wa, 0.2 hi, 0.0 si, 0.0 st
CPUの使用率(単位:%)が記載されています。
■4行目:MiB Mem : 3752.0 total, 2916.8 free, 304.4 used, 530.8 buff/cache
メモリの使用量(単位:MiB)が記載されています。
total = free + used + buff/cacheの計算式です。
■5行目:MiB Swap: 2048.0 total, 2048.0 free, 0.0 used. 3212.2 avail Mem
スワップ使用量(単位:MiB)が記載されています。
■③htopコマンド
topコマンドの強化版です。
デフォルトではインストールされていないため、インストールする必要があります。
htopコマンドの実行結果は以下です。topコマンドと比較し、グラフィカルになっています。
以上です。
本記事は以下の本を参考にしております。