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Azure Backupからの復元(リストア)について2

下記記事からの続きです。

www.guri2o1667.work

 
今回は、上記記事の「2.既存仮想マシンの置き換え」を行います。
手順自体は、「1.新規作成」よりも簡単です。

■既存仮想マシンの置き換えを行った際の変更箇所について


ここでは、 復元時に「既存の置換」を選択した場合、
元の仮想マシンから新規作成されるリソース、置換されるリソースについて説明いたします。

【新規作成されるリソース】
 ・OSディスク
 ・データディスク

 バックアップデータを利用するため、当たり前と言っちゃ当たり前ですが。

【置換されるリソース】
 ・仮想マシン
 ・ネットワークインタフェース

 「新規作成」では、仮想マシンやネットワークインタフェースは新規作成されておりましたが、
 「既存の置換」の場合には元の仮想マシンの情報を引き継ぎます。
 そのため、ネットワークインタフェースの関連付けを考慮する必要はありません
 

■作業の流れ


1.仮想マシンを停止
2.仮想マシンの復元ポイントを選択
 ⇒ 手順1、2の詳細手順は割愛します。
3.仮想マシンの復元方法を選択(「新規作成」or「既存を置換」)
4.復元の実行

■1.仮想マシンの停止

こちらは特段変わったことは無いため、リストア対象の仮想マシンを停止してください。

■2.仮想マシンの復元ポイントを選択

「RecoveryServicesコンテナー」>各自のRecoveryServicesコンテナー>「バックアップアイテム」>リストア対象の仮想マシン>「仮想マシンの復元」を選択します。

下記のように、復元ポイントを選択します。

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■3.仮想マシンの復元方法を選択(「新規作成」or「既存を置換」)

ここからが新しい手順となります。

「既存の置換」を選択します。

「既存を置換」を選択すると、自動的に画面表示が変わり
「ステージングの場所」以外が選択できなくなります。
※「ステージング」とは一時的に使用されるストレージのことです。
 リストアの動作仕様上、選択必須です。

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■4.復元の実行

あとは、「新規作成」時と同様に復元ボタンを押下するだけです。


以上です。