■概要
・VPCにCIDRを追加することが可能。
→ VPC作成時に指定した「IPv4 CIDR範囲」を変更可能(=範囲を広げることが可能)
・VPCに追加したCIDRは、削除することも可能。
■制限
・追加出来るCIDRは4つまで。(VPC作成時に指定するCIDRを含めると、トータル5つのCIDRをVPCで保持可能。)
→ 上限緩和申請により、上限を増やすことが可能。
ただし、ルートテーブルの上限(最大100、上限緩和した上での最大数)を超える、CIDRの追加できなくなるので注意。
・VPC作成時に指定するCIDR(=最初に指定するCIDR)は、削除不可。(=メインのCIDRは削除不可)
・追加可能なCIDRのサイズは、/28から/16の間。
・VPCピアリングを設定している場合、重複するCIDRは指定不可。
→ VPC-Aで「10.0.0.0/16」を追加した場合には、VPC-Bで「10.0.0.0/16」は追加不可。
・1つのVPCに、クラスA・クラスB・クラスCのアドレスを混在させることは出来ない。
・プライマリCIDRの範囲によって、割り当て可能なセカンダリCIDRの範囲は制限る。
→例1:プライマリCIDRの範囲が10.0.0.0/8の場合
172.16.0.0/12および192.168.0.0/16の範囲は割り当て不可。
→例2:プライマリCIDRが10.0.0.0/16の範囲内にある場合
10.0.0.0/16の範囲のCIDRブロックは追加不可。
198.19.0.0/16の範囲のCIDRブロックは追加不可。