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Azure ApplicationGatewayのSSLポリシー(TLSポリシー)変更について

今回は、AzureのApplicationGatewayで利用しているSSLポリシーを
変更してみたいと思います。

■前提


ApplicationGatewayのSSLポリシーについては、下記を確認ください。

Azure Application Gateway の TLS ポリシーの概要 | Microsoft Docs

 

 

■利用中のSSLポリシーの確認方法について


以下手順にて確認可能です。
1.対象のアプリケーションゲートウェイを選択します。

2.左ペイン「リスナー」をクリックします。

3.右ペイン「選択したSSLポリシー」の箇所を確認します。

「Default」と表示されている場合には、
「AppGwSslPolicy20150501」のSSLポリシーが適用されています。
※当該SSLポリシーはTLS1.0に対応したものです。

以下はイメージ図です。
f:id:guri2o1667:20200806132149p:plain

■SSLポリシーの変更方法について(定義済みを利用)


SSLポリシーを任意のものに変更してみたいと思います。
ここでは、「任意のもの」と記載しておりますが、「定義済みのもの」と思っていただければと思います。
「定義済み」とは冒頭のサイトで紹介している、以下3つのSSLポリシーが該当します。
① AppGwSslPolicy20150501
② AppGwSslPolicy20170401
③ AppGwSslPolicy20170401S

1.「(変更)」をクリックします。

f:id:guri2o1667:20200806132324p:plain

2.「SSLポリシーの変更」が表示されますので、「定義済み」を選択します。

f:id:guri2o1667:20200806132426p:plain

f:id:guri2o1667:20200806132445p:plain

3.「定義済み」を選択すると「ポリシー名」のプルダウンメニューが表示されるため、任意のものを選択します。
※ここでは「AppGwSslPolicy20170401S」を選択しています。

f:id:guri2o1667:20200806132556p:plain


4.「保存」をクリックします。

f:id:guri2o1667:20200806132622p:plain


5.反映されるまでにしばらく時間ががかりますので少し待ちます。
※私の環境では、4分程度かかりました。

6.変更後の画面は以下の通りです。

f:id:guri2o1667:20200806133442p:plain

■SSLポリシーの変更方法について(カスタムを利用)


SSLポリシーをカスタムに変更してみたいと思います。
「カスタム」とは、
・プロトコルバージョン(TLSv1.0 , 1.1 , 1.2)の指定が可能
・暗号スイートの指定が可能
を意味しています。

設定手順は以下の通りです。

1.「(変更)」をクリックします。

f:id:guri2o1667:20200806132324p:plain


2.「カスタム」を選択します。

f:id:guri2o1667:20200806134258p:plain


3.「最小プロトコルバージョン」に任意のものを選択します。
※ここでは、「TLSv1_2」を選択しました。

f:id:guri2o1667:20200806134344p:plain


4.暗号スイートを選択できるため、利用したい暗号スイートを左から右に移動します。
※以下はイメージです。

f:id:guri2o1667:20200806134447p:plain

5.「保存」をクリックします。

f:id:guri2o1667:20200806132622p:plain


6.反映されるまでにしばらく時間ががかりますので少し待ちます。
※私の環境では、4分程度かかりました。

7.変更後の画面は以下の通りです。

f:id:guri2o1667:20200806134938p:plain


以上です。