今回は、Aurora(PostgreSQL)にてS3エクスポート挙動を確認した際の内容をまとめたものになります。
■ S3へデータをエクスポートする際のパターン
Aurora から S3へデータをエクスポートする際に利用できる手法は以下3つです。
① Auroraクラスターから直接S3バケットへエクスポート
② Auroraクラスターのスナップショットを指定してS3エクスポート
③ SQLコマンドによるクエリを利用したS3エクスポート
■ ① Auroraクラスターから直接S3バケットへエクスポート
Aurora クラスターを選択し、S3エクスポートを行うパターンです。
GUI上では以下の箇所の操作が該当します。
1.対象Clusterを選択します。
2.「アクション」から「Amazon S3へエクスポート」を選択します。
■ ② Auroraクラスターのスナップショットを指定してS3エクスポート
Aurora クラスターで取得した自動/手動スナップショットを利用したS3エクスポートのパターンです。
GUI上では以下の箇所の操作が該当します。
1.S3エクスポート対象となるS3エクスポートを選択します。
2.「アクション」から「Amazon S3にエクスポート」を選択します。
■ ③ SQLコマンドによるクエリを利用したS3エクスポート
aws_s3拡張機能を用いたS3エクスポートのパターンです。
Aurora PostgreSQL DB クラスターから Amazon S3 へのデータのエクスポート - Amazon Aurora
■ 設定方法
■ ① Auroraクラスターから直接S3バケットへエクスポート
Amazon S3 への DB クラスターデータのエクスポート - Amazon Aurora
■ ② Auroraクラスターのスナップショットを指定してS3エクスポート
Amazon S3 への DB クラスタースナップショットデータのエクスポート - Amazon Aurora
■ ③ SQLコマンドによるクエリを利用したS3エクスポート
Aurora PostgreSQL DB クラスターから Amazon S3 へのデータのエクスポート - Amazon Aurora
■ S3エクスポートしたデータの用途について
上記①、②でS3へ格納されたデータは、Apache Parquet 形式で保存されており、Amazon Athena 等でデータ分析することが多いです。
そのため、リストア用途でS3エクスポートをすることはできません。
(=S3エクスポートデータからAuroraリストアの実施はできません)
リストア用途でスナップショットデータを使いたい場合には、自動取得されたバックアップデータor 手動取得したスナップショットのデータを用いる必要があります。
■ S3エクスポートしたデータの一覧を確認する
RDSコンソールの「Amazon S3でエクスポートします」項目を選択することで下記のようにS3エクスポート一覧が確認できます。
以下は、一覧の例です。
※「ソース」列をみることで、何から生成されたS3エクスポートデータなのかを判別することができます。
以上です。