今回はRDSのメンテナンス関連についてです。
■はじめに
RDSのメンテナンスタイミングは、メンテナンスウィンドウで設定した時間帯に行われます。
上記の通り、開始日/開始時間/期間をプルダウンから選択する形となります。
※開始時間はUTCのため注意
■メンテナンス状態の確認箇所
RDSでメンテナンスが予定されているかどうかは、DBインスタンスの「メンテナンス」列をみることでわかります。
引用元: DB インスタンスのメンテナンス - Amazon Relational Database Service
■「メンテナンス」列の記載(ステータス)について
あえて言う必要もないかもですが、メンテナンスが予定されていない場合には、「none」や「なし」が表示されています。
RDSでメンテナンスが予定されている場合、以下のいづれかの表記となります。
①必須
②利用可能
③次のウィンドウ
④進行中
①必須
必ず実施しないといけないメンテナンスです。
メンテナンスタイミングは延期することが可能ですが、延期を繰り返すこと(≒ 無期限延期)は不可です。基本的にはメンテナンスウィンドウの時間帯にて実施されますが、稀に緊急度の高いものはメンテナンスウィンドウ外で実行されるものもあります。
②利用可能
無期限延期が可能なメンテナンス内容の場合、「利用可能」表示が使われます。手動で適用します。
※自動では適用されないため、注意
③次のウィンドウ
少しわかりにくいですが、「次に予定されているメンテナンスウィンドウにて実施されるメンテナンス」の場合、「次のウィンドウ」表示が使われます。
④進行中
メンテナンスが実行中の状態です。
■「メンテナンスウィンドウ」の注意点
私だけかもしれませんが勘違いしていたことがあったので、備忘です。
メンテナンスウィンドウは「保留中のオペレーションをスタートする時刻」を指定しています。
そのため、「スタートしたメンテナンスが完了する時間帯」ではないです。
例えば、メンテナンスウィンドウで02:00JST-02:30JSTを設定した場合、
メンテナンスがスタートするのは02:00JST~02:30JSTの間ですが、完了するのは02:00JST~02:30JSTの間になることもあればそれを過ぎる場合もあります。
RDSの用途次第(設計次第)ですが、メンテナンスウィンドウの後にRDSバックアップを取得しているようなケースの場合、メンテナンスウィンドウ直後にバックアップウィンドウ設定をしていると稀にバックアップ開始時点でメンテナンスが終わってないことも考えられます。
メンテナンスウィンドウとバックアップウィンドウをどのタイミングで取得するかは検討が必要です。
以上です。