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【WSL2】Redhat系ディストリビューションを使う

WSL2でRedhat系のディストリビューションを使う方法について記載しております。

■はじめに

需要はあまり無さそうですが、現場でRedhat系ディストリビューションのコマンド動作をササッと確認したいことがあったので、「何か方法ないかな」と思ったのがきっかけです。
最初はCentOS8を考えましたが、せっかくなのでRockyLinuxを利用してみることにしました。

■前提

wsl2及びdokcerが利用可能であること。

■流れ

1.RockyLinuxコンテナを起動
2.RockyLinuxコンテナをエクスポート(tar化)
3.エクスポートデータ(tarファイル)をWSL2にインポート
4.WSL2上でのRockyLinuxコンテナの動確

■1.RockyLinuxコンテナを起動

1.RockyLinuxコンテナの情報をDockerHubで確認します。
※OfficialImageがありますので、それを使います。

f:id:guri2o1667:20220319113921p:plain

今回は以下のものを利用します。

f:id:guri2o1667:20220319114032p:plain

2.RockyLinuxコンテナを起動します。
※念のためRockyLinuxのバージョンも確認しておきます。

docker run --name rocky85 -itd rockylinux:8.5.20220308 /bin/bash
docker exec rocky85 cat /etc/redhat-release
docker stop rocky85

f:id:guri2o1667:20220319115247p:plain

■2.RockyLinuxコンテナをエクスポート(tar化)

1.以下コマンドを実行します。
※エクスポート先はアクセス権があればどこでも構いません。今回は、c:\work直下にエクスポートしてます。

docker export rocky85 -o "C:\work\rocky.tar"

f:id:guri2o1667:20220319115828p:plain

2.tarファイルが生成されていることを確認します。
f:id:guri2o1667:20220319115845p:plain

■3.エクスポートデータ(tarファイル)をWSL2にインポート

1.以下コマンドを実行します。

wsl --import RockyLinux8.5 "C:\work\RockyLinux8.5" "C:\work\rocky.tar"

f:id:guri2o1667:20220319120322p:plain

書式は以下の通りです。
wsl --import <識別名> ディストリビューション格納先 インポート対象のtarファイル

2.以下のようにフォルダが生成されていることを確認します。

f:id:guri2o1667:20220319120456p:plain

■4.WSL2上でのRockyLinuxコンテナの動確

1.以下コマンドを実行し、NAME列に「RockyLinux8.5」と表示されていることを確認します。

f:id:guri2o1667:20220319121030p:plain


2.RockyLinux8.5を起動します。

f:id:guri2o1667:20220319121200p:plain

3.下記の通り、プロンプトが変更されていれば問題ありません。

f:id:guri2o1667:20220319121806p:plain

4.(おまけ)WindowsTerminal があれば、以下のようにターミナルを起動可能です。

f:id:guri2o1667:20220319121905p:plain



以上です。