前回からの続きです。
今回はAWS Application Migration Service(MGN)についてです。
■Application Migration Service(MGN)とは
多くのユースケースにおいて、MGNの利用がAWSからの推奨になっております。
SMS同様にシフト&リフトによる移行で利用できるAWSサービスです。
MGNはmigrationの略語のようです。
※MGNの略語の中にApplicationは含まれていない・・・
■MGNとSMSの違い
MGNの場合、SMSでは非対応であったオンプレ側の物理サーバもAWSに移行することができます。
ただし、MGNはエージェントレスのサービスではないため、
必ずMGNのエージェントを移行元にインストールする必要があります。
■MGNの特徴
1.エージェント(AWS MGN ReplicationAgent)を移行元サーバにインストールする必要
2.移行元サーバからのデータをAWS側で受信するために、レプリケーションサーバ(軽量なEC2)が必要
3.レプリケーションされたデータはEBSに保存されるが、その際暗号化および圧縮される。
4.ブロックレベルの継続的なデータレプリケーションを使用する。
リフトアンドシフト移行のために新しい AWS Application Migration Service を使用する方法 | Amazon Web Services ブログ
■MGNによる移行の流れ
1.AWS管理コンソールからレプリケーション設定テンプレート(レプリケーションサーバを配置するVPCやサブネットの指定、EC2のインスタンスタイプやEBS設定を指定)を作成
2.移行元サーバにエージェントをインストール
3.管理コンソールで移行元サーバが認識されているかを確認及びデータレプリケーションの開始
以上です。