前回、以下の記事を記載致しました。
ここでは、前回深く触れなかったfiltersオプションの選び方について記載致します。
■filtersオプションが使えるコマンドの確認方法について
filtersオプションを使えるコマンドと使えないコマンドがあります。
そのため、まずは実行しようとしているコマンドでfiltersオプションが利用できるかどうかを確認します。
例えば、aws ec2 describe-vpcsでfiltersオプションが使えるかどうかは以下の通りhelpを付けて実行します。
実行結果にfiltersが記載されていれば、そのコマンドでfiltersオプションを使うことができます。
■filtersオプションの指定方法について
では、aws ec2 describe-vpcsを例に、filtersの指定方法を見てみます。
この場合、cidrを取得したい場合には一番上の「cidr」が該当します。
注意点としては、awscliコマンド結果で出力される項目名とfiltersオプションで指定する項目名は異なることがある、という点です。
そのため、リファレンスやhelpコマンドを参照する癖をつけておいた方が良いです。
■filtersオプションでのタグ指定方法について
基本的には前述の内容でfiltersオプションを利用できます。
ただ、タグを指定する場合には少し変わった記載方法になります。
例えば、以下のタグが付与されているVPCを考えてみます。
Name:vpc1、Env:devというタグ情報です。
この場合は、以下のように指定します。
「Name=tag:名前,Values=値」という形式です。
tagが必須です。
以上です。