今回はawscli v2で導入されたPager機能の有効/無効化についてです。
■pagerとは
awscliコマンドを実行時、
デフォルトでは以下の通りコマンド結果が1画面に収まらない場合には、
スペースキーやEnterキーを押して、ページ結果をスクロールする必要がありました。
※最終行に「:」が出てきた場合には、出力結果が残っていることを意味します。
この状態で、スペースキーやEnterキーを押すことで、
続きの結果を表示させることができます。
※以下の通り、最終行に「END」と出てくれば、結果はすべて表示された状態です。
Linuxでいうところのlessコマンドに相当します。
■pager機能を無効化する
awscliコマンドのv2では、pager機能のON/OFFを切り替えることができます。
デフォルトでは有効(ON)の状態です。
無効(OFF)にするには、以下の通り、awscliのconfigファイルを修正します。
【修正前】
【修正後】
※cli_pager= を追加します。
(cli_pager=の後は何も入力しないで大丈夫です。)
■pager機能を無効化した際のawscli出力結果を確認する
pager機能を無効化した状態で再度、awscliコマンドを実行してみます。
下記の通り、コマンド実行後はプロンプトが返ってくるようになりました。
以上です。