前回、前々回からの続きです。
任意のbridgeネットワークを削除する方法と、その際の注意点についてです。
- ■任意のネットワークを削除
- ■注意点1:コンテナがUpしているとネットワークが削除できない
- ■注意点2:ネットワーク削除後、コンテナを起動できない
- ■注意点3:ネットワーク削除後、コンテナを起動するには
■任意のネットワークを削除
以下コマンドを実行することでネットワークを削除できます。
docker network rm 削除対象ネットワーク
ここでは、myns1を削除しています。
■注意点1:コンテナがUpしているとネットワークが削除できない
コンテナがUpしていると、
そのコンテナが所属しているネットワークは削除できません。
以下のようなエラーが出力されます。
■注意点2:ネットワーク削除後、コンテナを起動できない
考慮1の通り、ネットワーク削除時にはコンテナが停止している必要があります。
また、以下の流れを考えていた場合、③は失敗します。
① コンテナ停止
↓
② ネットワーク削除
↓
③ コンテナ起動
③の実行時は以下の通りエラーが出力されます。
■注意点3:ネットワーク削除後、コンテナを起動するには
以下の通り、接続先を変更(docker network disconnect , connect)するかコンテナ廃棄/再作成が必要です。
接続先の変更の場合は以下の流れとなります。
① docker network disconnectを実行
↓
② docker network connectを実行
↓
③ コンテナ起動
ちなみに、上記①を未実施で②③を実施した場合、
docker inspect bb1を実行すると下記の通りになります。
※bb1にmyns1 , myns2の両方がアタッチされた状態になります。
この状態でbb1コンテナを起動しようとすると、下記の通りエラーとなります。
上記①、②、③の流れで実施すればbb1は起動します。
以上です。