今回はWindows10proにDocker環境をインストールしてみます。
尚、本記事は「とりあえずDockerを触りたいから、細かいことは抜きにしてDocker環境を用意したい!!」という思いに沿う形となっております。
- ■Windows10の環境について
- ■補足
- ■インストール手順(Hyper-V利用)
- ■インストール後の動作確認(Hyper-V)
- ■Hello worldの実行(Hyper-V)
- ■インストール手順(WSL2利用)
- ■インストール後の動作確認(WSL2)
- ■Hello worldの実行(WSL2)
■Windows10の環境について
私が使用するのは以下のWindows10です。
■補足
以降でインストールする「Docker Desktop for windows」 は、
Hyper-VもしくはWSL2上でDockerが起動します。
本記事では、
・Hyper-Vを利用したDockerDesktopのインストール
・WSL2を使用したDockerDesktopのインストール
の2パターンを紹介しています。
尚、2020年11月時点では、WSL2が推奨です。
■インストール手順(Hyper-V利用)
1.以下サイトにアクセスします。
Empowering App Development for Developers | Docker
2.「Get Started」をクリックします。
3.「Docker Desktop」欄の「Download for Windows」をクリックします。
※クリックするとインストーラーのダウンロードが始まります。
尚、インストーラーは400MB程度あります。
4.インストーラーをダブルクリックします。
※設定によっては以下の通り出力されますが、「はい」を押します。
5.「Configuration」画面で「Install required Windows components for WSL 2」のチェックを外し、右下の「OK」をクリックします。
ちなみに、上から順に
「Hyper-V機能を有効化」
「WSL2のインストール」
「デスクトップ上へのショートカットの作成」
です。
今回は、Hyper-Vのみを利用するため、上から2つ目の項目のチェックは外しております。
6.インストールが始まると以下のような画面になります。
※私の環境では、インストールが完了するまでに5分程度かかりました。
7.「Installation succeeded」と表示されていれば、Docker Desktopのインストールが成功です。「Close」をクリックします。
8.スタートメニューから「Docker Docker」をクリックします。
9.以下の通りポップアップが表示されるため、「Use Hyper-V」をクリックします。
10.使っているWindows10のバージョンによっては、以下の画面が出力されます。
今回はあえてHyper-Vを利用したいので、「Not now」をクリックします。
11.スタートメニューから「Windwos管理ツール」>「Hyper-Vマネージャー」をクリックします。
12.下記のようにHyper-V上に1台のゲストOSが作成されていることを確認します。
13.dockerコマンドを利用するため、環境変数のPATHを修正します。追加対象のパスは以下の通りです。
※PATHへの追加方法は割愛します。
■インストール後の動作確認(Hyper-V)
1.コマンドプロンプトを起動し、以下コマンドを実行します。
docker --version
2.コマンドプロンプトで以下コマンドを実行します。
docker-compose --version
■Hello worldの実行(Hyper-V)
では、お決まりのHelloWorldを出力してみたいと思います。
1.コマンドプロンプトを起動し、以下コマンドを実行します。
docker run hello-world
実行結果内に「Hello from Docker!」と表示されていればOKです。
2.Dockerイメージの一覧を確認します。
docker images
■インストール手順(WSL2利用)
事前にWSL2がインストールされている必要はありません。
DockerDesktopをインストールする際にWSL2を選択した場合、
WSL2がインストールされていないと自動的にWSL2がインストールされます。
そのため、前提の環境としては、以下コマンドが通らないところからスタートします。
wsl -l -v
1.以下サイトにアクセスします。
Empowering App Development for Developers | Docker
2.「Get Started」をクリックします。
3.「Docker Desktop」欄の「Download for Windows」をクリックします。
※クリックするとインストーラーのダウンロードが始まります。
尚、インストーラーは400MB程度あります。
4.インストーラーをダブルクリックします。
※設定によっては以下の通り出力されますが、「はい」を押します。
5.「Configuration」画面で「OK」をクリックします。
上から順に、
「Hyper-V機能を有効化」
「WSL2のインストール」
「デスクトップ上へのショートカットの作成」
です。すべてにチェックを入れておきます。
6.インストールが始まると以下のような画面になります。
※私の環境では、インストールが完了するまでに5分程度かかりました。
7.「Installation succeeded」と表示されていれば、Docker Desktopのインストールが成功です。「Close and resetart」をクリックします。
※「Close and restart」をクリックすると即座にOS再起動が実行されますので注意してください。
8.OS再起動後、以下の画面が自動的に表示された場合には、「Skip tutorial」をクリックします。
※デフォルトでは、OS起動時に自動的にDockerDesktopが起動するようになっております。
※「Start」をクリックしても実害はないです。
9.以下コマンドを実行し、WSL2がインストールされていることを確認します。
wsl -l -v
10.(念のため)Hyper-Vが利用されていないことを確認します。
■インストール後の動作確認(WSL2)
1.コマンドプロンプトを起動し、以下コマンドを実行します。
docker version
version情報が出力されていればOKです。
2.コマンドプロンプトで以下コマンドを実行します。
docker-compose version
version情報が出力されていればOKです。
■Hello worldの実行(WSL2)
では、お決まりのHelloWorldを出力してみたいと思います。
1.コマンドプロンプトを起動し、以下コマンドを実行します。
docker run hello-world
実行結果内に「Hello from Docker!」と表示されていればOKです。
2.Dockerイメージの一覧を確認します。
docker images
以上です。