RHEL7からは、RHEL6までに採用されていたOS起動種別を指定する「ランレベル」ではなく、「(起動)ターゲット」という新しいものが採用されています。
ここでは、ターゲットについて記載致します。
尚、過去の記事でUnitに触れていますが、
ターゲットもUnitの一種のため、先に過去の記事を見ていただいた方が理解が深まるかと思います。
本記事は以下の本を参考にしております。
■はじめに
正確には「起動ターゲット」です。
ただ、以降で「ターゲット」と記載しているものも「起動ターゲット」を意味しております。表記ゆれがありますがご了承ください。
■起動ターゲットの種類について
OSデフォルトでは全部で5つが用意されております。
① poweroff.target
② rescue.target
③ multi-user.target
④ graphical.target
⑤ reboot.target
■ランレベルとターゲットの比較
下記の通りです。
利用頻度が高いのは、rescue.target、multi-user.target、graphical.target です。
■起動ターゲットのUnitについて
以下にあります。
/usr/lib/systemd/system/
起動ターゲットのみを表示したものが以下です。
ランレベルとターゲットの関連性がこれだけでもわかります。
■現在の起動ターゲットの確認方法
この場合は、graphical.target で起動していることがわかります。
また、上記コマンド結果が参照しているのは、以下の内容です。
■起動ターゲットの変更方法
graphical.target から multi-user.targetに変更したときのものです。
表示結果からわかるように、
1. default.targetを削除して
2. 新しくシンボリックリンクを作成
していることがわかります。
以下は参考情報です。
以上です。
本記事は以下の本を参考にしております。