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【RHEL8】ipコマンドの使い方

今回はipコマンドについてです。

本記事は以下の本を参考にしております。

■はじめに

ipコマンドを使うことで、NIC情報やルーティングテーブル、ARPテーブルの設定/変更ができます。
ここでは、利用頻度の高いものや知っていると役に立つものを記載しております。

■書式

ip [オプション] オブジェクト [サブコマンド] [デバイス名]

各項目については後述致します。

■オプションについて

-v・・・ipコマンドのバージョンを表示します。

他にも複数ありますが、割愛します。

■オブジェクトについて

操作対象のことです。指定が必須です。

address・・・デバイスのIPアドレスが操作対象です。
link・・・ネットワークデバイス(主にレイヤ2)が操作対象です。
neigh・・・linkと似ていますが、主にMAC情報が操作対象です。
route・・・ルーティングテーブルが操作対象です。

■サブコマンドについて

指定が必須のわけではないのですが、指定することが多いです。
show・・・表示
list・・・表示
add・・・追加
delete・・・削除
help・・・ヘルプ

■デバイスについて

デバイス名のことです。下図の場合には「DEVICE」列のものです。

f:id:guri2o1667:20201010094641p:plain

尚、以降で出てくるens160はすべてNIC名(デバイス名)のことです。

■NICのデータリンク層の情報を表示する

f:id:guri2o1667:20201010093540p:plain

■NICのIPアドレスの情報を表示する

f:id:guri2o1667:20201010095213p:plain

尚、address や show は略語が使えます。
以下のような感じです。

f:id:guri2o1667:20201010095321p:plain

■ルーティングテーブルを表示する

f:id:guri2o1667:20201010095503p:plain

f:id:guri2o1667:20201010095421p:plain

■ARPテーブルを表示する

f:id:guri2o1667:20201010095628p:plain


以上です。

本記事は以下の本を参考にしております。