前回からの続きです。
本記事は以下の本を参考にしております。
■/etc/dnf/dnf.confについて
dnfのグローバル設定ファイルです。
※詳細は「man 5 dnf.conf」 にて確認可能です。
尚、dnfは/etc/yum.repos.d 以下にあるすべての *.repo ファイルも使用します。
※/etc/yum.repos.d はリポジトリの設定に使用されます。
なので、RHEL7と同様、/etc/yum.repos.d/*.repoの管理は必要になります。
■/etc/yum.confについて
注意しておきたいのが、
/etc/yum.confの設定ファイルはRHEL8からシンボリックリンク扱いになっております。
実体は上図の通り、/etc/dnf/dnf.confです。
■/etc/dnf/dnf.confのデフォルト設定について
デフォルト設定(インストール直後)は以下の通りです。
デフォルト設定の各パラメータの詳細は後述致します。
他のパラメータについては、manコマンドで確認ください。
■gpgcheck
このリポジトリで見つかったパッケージに対して GPG 署名チェックを行うかどうか。 既定値は False です。
■installonly_limit
同時インストールを許可するインストール専用パッケージの数。デフォルトは 3 です。 インストール専用パッケージの最小数は 2 です。 値 0 または 1 は、インストール専用パッケージの数が無制限であることを意味します。
■clean_requirements_on_remove
dnfによるremove中に、使用されなくなった依存関係を削除するかどうか。
規定値はTrue です。
パッケージが clean_requirements_on_remove で削除の対象となるのは、
DNF を通してインストールされたものだけ。
※removeは 「dnf remove パッケージ名」のように使う。
■best
デフォルトはTrueです。
利用可能なバージョンが最も高いパッケージを使用するか、失敗するかのどちらかを指定します。
Falseの場合、最新バージョンがインストールできない場合は失敗せず、下位バージョンを使用します。最新のバージョンをインストールできない場合に失敗することはありません。
以上です。
本記事は以下の本を参考にしております。