前回からの続きです。ここでは、実際のLinuxディストリビューションをダウンロードしてみます。
www.guri2o1667.work
- ■WSL2で利用できるLinuxディストリビューションについて
- ■Debianベース(Ubuntu)を使ってみる
- ■Ubuntu を起動/停止する
- ■補足: Ubuntuを初回起動した際に出力されるメッセージ
- ■補足: Ubuntuの保存場所について
■WSL2で利用できるLinuxディストリビューションについて
以下ページを参照ください。主にDebianベースのLinuxが無料で利用できます。
Windows Subsystem for Linux (WSL) を Windows 10 にインストールする | Microsoft Docs
■Debianベース(Ubuntu)を使ってみる
では、Debianベースの代表格としてUbuntuを使ってみることにします。
1.Microsoft Storeを起動します。
※インストールしてから設定をいじっていない場合は、ツールバーにアイコンがあるため、そちらをクリックします。
※アイコンがない場合には、以下にアクセスします。
2.「検索」をクリックし、"WSL"と入力し、Enterキーを押下します。
3.Ubuntu20.04LTS をクリックします。
※他にもたくさんありますので、興味ある方はMicrosoftStoreで探してみてください。
4.無料であることを確認し、「入手」をクリックします。
5.「必要ありません」をクリックします。
6.500MB程度あるため、ダウンロード/インストールされるのに若干時間がかかりますので、待ちます。
7.「この製品はインストール済みです」と表示されていることを確認し、「起動」をクリックします。
8.以下画面が表示されるため、少し待ちます。
9.ユーザ名/パスワードを求められるため、任意のものを入力します。
※パスワードは2回入力します。
10.自動的にUbuntuのセットアップが完了し、プロンプトが変わります。
11.exitコマンドを入力し、コンソールから抜けます。
12.MicrosoftStoreを閉じます。
■Ubuntu を起動/停止する
さきほどはMicrosoftStoreから直接起動して、コンソールにログインしました。
今回は、通常の起動/停止方法についてです。
1.コマンドプロンプトを起動します。※管理者権限は不要です。
2.以下コマンドを実行します。 ※起動状態確認コマンドです。
wsl -l -v
3.以下コマンドを実行します。 ※Ubuntuの起動です。
wsl -d Ubuntu-20.04
4.以下コマンドを実行します。 ※Ubuntuの停止です。
wsl -t Ubuntu-20.04
5.以下コマンドを実行します。 ※起動状態確認コマンドです。
wsl -l -v
■補足: Ubuntuを初回起動した際に出力されるメッセージ
Installation successful! To run a command as administrator (user "root"), use "sudo". See "man sudo_root" for details. Welcome to Ubuntu 20.04 LTS (GNU/Linux 4.19.104-microsoft-standard x86_64) * Documentation: https://help.ubuntu.com * Management: https://landscape.canonical.com * Support: https://ubuntu.com/advantage System information as of Mon Jun 8 17:33:42 JST 2020 System load: 0.17 Processes: 8 Usage of /: 0.4% of 250.98GB Users logged in: 0 Memory usage: 0% IPv4 address for eth0: 172.22.18.167 Swap usage: 0% 0 updates can be installed immediately. 0 of these updates are security updates. The list of available updates is more than a week old. To check for new updates run: sudo apt update This message is shown once once a day. To disable it please create the /home/testuser/.hushlogin file.
■補足: Ubuntuの保存場所について
下記フォルダに格納されます。
※testuser で作業していた場合です。
C:\Users\User\AppData\Local\Packages
つまり、
%userprofile%\AppData\Local\Packages\
の中に格納されています。
今回、Ubuntuをインストールしたので、
「CanonicalGroupLimited.Ubuntu20.04onWindows_XXXXXXXXXX」フォルダが
自動作成されておりました。
以上です。