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AWS EC2起動テンプレートについて

ここ数回Cloudformationがらみの記事を書いていますが、今回も同様です。
EC2起動テンプレートについて記載致します。

↓過去の記事↓

 

www.guri2o1667.work

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■EC2起動テンプレートとは?


EC2をGUIから作成する際に指定する項目を予め指定しておき、
EC2を作成するときの手間を省くことができます。

例えば、毎回実施するユーザデータを定義したり、AMI-IDを指定しておいたり、インスタンスタイプを指定したり、と幅広く使うことができます。

■「起動テンプレート」と「起動設定」の違いについて


起動テンプレートの概要については前述の通りですが、似たような機能として「起動設定」というものがあります。
起動設定も起動テンプレート同様にEC2インスタンスの設定をあらかじめ定義しておくものです。

では、何が違うのかですが
起動テンプレートは起動設定の後継みたいな位置づけです。そのため、起動設定ではなく起動テンプレートを使うことがAWS推奨となっております。
また、現在起動設定を使用している場合は起動設定へのコピーや置換する方法もございます。(ここでは扱いませんので、下記サイト参照ください)
起動テンプレート - Amazon EC2 Auto Scaling (日本語)

■起動テンプレートの設定方法1


1.EC2ダッシュボードの「テンプレートの起動」をクリックし、最初は「起動テンプレートの作成」をクリックします。
※作成済みのものがある場合には、下記画面は出てきません。

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2.「起動テンプレートを作成」画面で必要事項を入力し「起動テンプレートの作成」をクリックします
※必要事項は各自の状況に応じて変わりますので、ここでは明示しません。
※今回はテストの位置づけのため、「起動テンプレート名」「ストレージ(ボリューム)」だけ入力し、そのほかの項目は何も入力しておりません。

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3.成功すると下記画面が表示されます。

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■起動テンプレートの設定方法2


ここでは、既存EC2から起動テンプレートを作成する方法を記載致します。

1.起動テンプレートの基としたいEC2を右クリック>「Create Template From Instance」をクリックします。

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2.すでに各項目が入力された状態で「起動テンプレートの作成」画面が表示されますので、内容を確認し過不足修正後、「起動テンプレートの作成」をクリックします。


■設定した起動テンプレートの変更方法(バージョンアップ方法)


設定した起動テンプレートを修正したい場合があります。
その際の手順を記載致します。

1.作成した起動テンプレートを選択し、「アクション」>「テンプレートを変更(新しいバージョン)」をクリックします。

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2.修正項目を修正し、画面右下の「テンプレートのバージョンを作成」をクリックします。

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3.作成に成功すると、下記画面のように"バージョンX"と表示されます。

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■起動テンプレートのバージョンについて


起動テンプレートは起動設定と異なりバージョン管理が可能です。
今回作成した起動テンプレートをバージョンアップした際、
バージョン1: 最初に作成した起動テンプレート
バージョン2: バージョン1を修正したもの
のようになります。
バージョンを切り替えることで各種タブから設定状況を確認することができます。
下記画像だと、デフォルトは「バージョン1」となっています。

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例えば、私の場合は
バージョン1: ストレージ容量を20GB、デバイス名を/dev/sda
バージョン2: ストレージ容量を10GB、デバイス名をxvda
にしておりますので、以下画面の通り表示されます。

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■起動テンプレートのデフォルトバージョンについて


起動テンプレートを利用してEC2を新規作成する際に、使用する起動テンプレートのバージョンを指定することができます。
指定しない場合は「デフォルト」と記載のものが自動的に選択されます。

「デフォルト」バージョンは変更が可能です。
※変更していない場合は、初めに作成したものが自動的に「デフォルト」として設定されます。

起動テンプレートからのインスタンスの起動 - Amazon Elastic Compute Cloud

■起動テンプレートのデフォルトバージョン変更方法について


1.変更対象の起動テンプレートを選択し、「アクション」>「デフォルトバージョンを設定」をクリックします。

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2.デフォルトとしたいバージョンをプルダウンから選択し、「デフォルトバージョンとして設定」をクリックします。

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長くなりましたので、起動テンプレートを使用したEC2作成は次回にしようと思います。

 

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