今回はS3のバージョニングについてです。
- ■バージョニングとは?
- ■S3でのバージョニングは?
- ■S3でのバージョニング初期設定について
- ■S3でのバージョニング有効化方法
- ■S3でのバージョニングしたファイルの内容確認
- ■S3でのバージョニングしたファイルのURL指定について
■バージョニングとは?
いわゆる「バージョン管理」のことです。
Windowsを使用している人であれば、ファイル名の末尾に日付を付けたり、採番したりしてファイル自体のバージョン管理をしているかと思います。
■S3でのバージョニングは?
オブジェクトのバージョニング - Amazon Simple Storage Service
■S3でのバージョニング初期設定について
バケットを新規作成した際、
特に何も指定しなければデフォルトでバージョニングは無効化されています。
■S3でのバージョニング有効化方法
有効化する手順を記載致します。
1.適当にバケットを選択します。
2.「プロパティ」タブをクリックします。
3.「バージョニング」をクリックし、「バージョニングの有効化」を選択し「保存」をクリックします。
↓公式サイト↓
S3 バケットのバージョニングを有効または停止する方法 - Amazon Simple Storage Service
■S3でのバージョニングしたファイルの内容確認
ここではバージョニングした際に、格納したファイルがどのように見えるのかを記載致します。
バージョン情報を確認する手段はS3ダッシュボードからの場合はメジャーなもので二通りです。
①バージョン「非表示」の際
上記の通り、この画面からはバージョン情報を確認することができませんが、
ファイル名をクリックすると、
こんな感じでファイルの日付付きでバージョン管理されていることがわかります。
また、過去のファイルをダウンロードすることも可能です。
②バージョン「表示」の際
下図の通り、バケットに格納したファイル毎にバージョンIDというものが存在します。
※最初にアップロードしたファイルはバージョンIDが「null」となっております。
もちろん、こちらの場合も過去のものをダウンロードすることが可能です。
■S3でのバージョニングしたファイルのURL指定について
①最新バージョンのファイル
最新バージョンのファイルは特に変更はなく、通常通りのURL指定が可能です。
https://~/ファイル名
②過去バージョンのファイル
では、過去バージョンのものをダウンロードする際のURLがどうなっているかというと、
https://~/ファイル名?versionid=~
となっており、URLの末尾にversionidが付与されます。
③補足
誤解の内容に少し補足をしておくと、最新バージョンもversionidを付与したURLでアクセス可能です。
以上です。