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Azure Automationについて1

今回はAzure Automationについてです。

非常にざっくりですが、Azure Automationで実施できることは以下の通りです。

PowerShellスクリプトを定期実行できます!!

よくある使い方は「定期的に仮想マシンを停止/起動する」です。
※イメージが付きやすい例を記載しておりますので、できることはこれだけではないです。念のため。

また、Automationの良いところは、使用するPowerShellスクリプトが事前にMicrosoftにて用意されておりますので、それを活用することができます


では、早速、Automationを設定してみようと思います。
大きな流れは以下の通りです。
1.Automationアカウントの作成(初回のみ)
2.停止起動のPowerShellを用意
3.停止起動の設定
4.動作確認用のログ設定

 

■1.Automationアカウントの作成(初回のみ)


1.「Automationアカウント」をクリックします。

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2.「追加」をクリックします。

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3.必要事項を入力し、「作成」をクリックします。※2020/4/21時点では、日本に存在するリージョンは東日本しか選択できません。
※1分程度で作成完了します。

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4.作成したAutomationアカウントをクリックします。

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■2.停止起動のPowerShellを用意


1.「プロセスオートメーション」の「Runbook」をクリックします。

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2.「ギャラリーを参照」をクリックします。※Automationアカウントを作成すると、自動的にRunbookが3つ登録されていますが、今は気にしないで大丈夫です。

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「ギャラリーを参照」すると、以下のようなページが表示されます。

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3.ここでは例として、自動停止、自動起動用のRunbookをインポートするため、「Start Azure V2 VMs」「Stop Azure V2 VMs」のどちらかをクリックします。※画面は「Start Azure V2 VMs」をクリックした状態です。

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4.前述の手順で表示されている「インポート」をクリックします。

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5.「名前」を任意に入力し、「OK」をクリックします。※ここでは、名前を変えずに使用しています。
※「OK」をクリックするとインポートが開始されますが、数秒で完了します。

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6.上記同様に「Stop Azure V2 VMs」もインポートを行います。
7.上記で追加したRunbookが2つ「新規」で作成されていることが確認できます。

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■3.停止起動の設定

ここでは、起動のみ設定を記載しております。停止も設定方法は同じですので、読み替えていただけばと思います。


1.「StartAzureV2Vm」をクリックし、「編集」をクリックします。

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2.「公開」をクリックします。

ここで、「公開」をクリックすることで、Runbookの状態(現時点では「新規」)が「発行済み」に変わります。

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3.以下画面で「はい」をクリックします。

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4.状態が「発行済み」に変化したことを確認します。

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5.Runbookの実行時刻を指定するため、「スケジュールへのリンク」をクリックします。

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6.「スケジュール」をクリックし、「新しいスケジュールを作成します」をクリックします。

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7.実行したいタイミングを設定し、「作成」をクリックします。※ここでは、「一度だけ、11:40に起動する」設定をしております。

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8.「パラメータと実行設定」をクリックし、必要事項を入力します。※何も入力せず、「OK」を押しても大丈夫です。
 ただし、既に起動したい仮想マシンが決まっている場合には値を入力することで、指定した仮想マシンのみを起動することが可能になります。
 そのため、ここではVM01という仮想マシンを指定しています。

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9.「OK」をクリックします

10.設定した時刻になると、当該Runbookが実行されるため、ジョブ状態を確認してみます。「リソース」>「ジョブ」をクリックします。

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11.「完了」していることがわかります。また、「完了」をクリックすると詳細が確認できます。

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■4.動作確認用のログ設定

当該設定は任意の設定項目ですが、Automation動作をトレースする際に有効な手段となりますので設定することにします。

1.ログ取得対象のRunbookを選択します。ここでは、「StartAzureV2Vm」を選択します。

2.「Runbookの設定」>「ログとトレース」をクリックします。

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初期設定は以下の通りです。必要に応じて「オン」を選択し「保存」をクリックしてください。

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以上です。