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Azure Backupの価格/料金/コストについて

AzureBackupの価格/料金/コストについて調べようとすると、
中々期待する情報が見つからず苦労したので、備忘を兼ねここに記載しようと思います。

前提として、仮想マシンをバックアップ対象(=AzureVMBackup)にした場合について下記します。
そのため、AzureBackupと記載されていても、AzureVMBackupと読み替えてもらって構いません。

 

■課金が始まるタイミング


最初のバックアップが正常完了してから課金が開始されます。
そのため、バックアップ中や仮にバックアップが失敗した場合には、課金は始まりません。

■一度でも取得したバックアップデータに対する課金について


AzureBackupを取得した場合、バックアップデータは2か所に格納されています。
※語弊がありますが、GRSとかは考慮せず記載します。

【バックアップデータの格納先】
①スナップショット
②RecoveryServiceコンテナー

そのため、仮想マシンのバックアップデータは、
上記2か所のストレージ料金(実際に使用しているデータ量分)がかかります。
また、少しややっこしいのですが、AzureBackupの課金形式は、
「上記ストレージ料金+仮想マシン台数」が課金対象となります。

順を追って説明すると、下記の流れで月額料金が決まります。
1.バックアップ対象となっている仮想マシン数に応じて月額料金が固定額で決まります。
2.冗長性(LRS、GRS、RA-GRA)と復旧ポイントの保有期間に応じて料金が決まります。
3.上記1+2で月額のAzureBackup料金が決定します。

■一度でも取得したバックアップデータに対する課金の注意点について


仮想マシンのバックアップデータがRecoveryServiceコンテナーに存在する限り、課金は継続されます。
そのため、仮にバックアップのスケジュールを停止したとしても、RecoveryServiceコンテナー上にはデータが格納されたままのため、課金され続けます。。。
使わなくなったデータは削除し忘れないように注意が必要です。

■仮想マシンの課金対象データについて


1台のWindowsServerの仮想マシンに下記ディスクを搭載した場合、
Cドライブ:256GB
Dドライブ:※一時領域※ ここでは、仮に50GBとしておく
Eドライブ:256GB
課金対象となるドライブは、CとEのみです。
Dドライブ(一時領域)は、課金対象外です。

また、実際の仮想マシンのディスク使用量が課金対象となるため、
C,Eドライブの256GBが丸々課金対象容量となるわけではありません。
例として、
Cドライブ: 使用量が17GB
Dドライブ: 使用料が5GB 
Eドライブ: 使用料が100GB

の場合は、
17GB+100GB=117GBがバックアップデータとして課金対象となります。


以上です。
念のため、元ネタを載せておきます。

docs.microsoft.com