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Azure Backupとスナップショットの違いについて

前回、Azureのスナップショットを取得し仮想マシンを複製する方法を紹介しました。
また、AzureBackupについても紹介しておりますので、
今回は、AzureBackupとスナップショットの違いについて整理してみようと思います。

↓過去の記事はこちら↓

Azure 仮想マシンの複製方法について - 自由気ままに書いちゃおう

Azure Backupについて1(RecoveryServiceコンテナーの作成) - 自由気ままに書いちゃおう

Azure Backupについて2(GEO冗長とローカル冗長について) - 自由気ままに書いちゃおう

Azure Backupについて3(バックアップポリシー) - 自由気ままに書いちゃおう

Azure Backupについて4(AzureBackupの取得と回復の種類について) - 自由気ままに書いちゃおう

Azure Backupからの復元(リストア)について - 自由気ままに書いちゃおう

 

 

それでは下記から本題です。

■AzureBackupとスナップショットの違いについて


AzureBackupと表記していますが、AzureVMBackupのことです。
大きな違いは、以下の通りです。

【AzureVMBackup】
  仮想マシン単位で取得。

【スナップショット】
  ディスク単位で取得。

とはいいつつ、これだけだと「同じじゃないの?」っと思う方もいらっしゃるかと思いますので、もう少し踏み込んでみると、

AzureVMBackupは仮想マシン単位で取得となりますので、スナップショットとの違いが顕著に出てくるのは、

仮想マシンに複数ディスク(複数のデータディスク)をアタッチしていた場合です。
AzureVMBackupにより、複数ディスクがあっても1回のバックアップ動作で取得可能です。
そのため、日次/週次/月次、等の定期バックアップ時に重宝します。
定期バックアップはスケジュールで動きますので、
システムの非稼働時に取得することも可能です。

スナップショットの場合はディスク単位に取得する必要があるため、
仮に複数のデータディスクのスナップショットを取得する際には、ディスク毎にスナップショット取得作業が必要となります。
また、語弊があるかもですが、作りこまない限りスケジュール実行もできません。

前述までだと「AzureVMBackupの方が優れている」印象を持たれるかもですが、優劣をつけられるものではなく、用途に応じてAzureVMBackup/スナップショットを使い分ける必要があります。

■どんな時にAzureVMBackupを使うのか?


個人的見解ですが、以下の通りです。

・定期スケジュールによる仮想マシンのバックアップを取得したい場合
・複数ディスクを搭載した仮想マシンを復元/複製したい場合

■どんな時にスナップショットを使うのか?


こちらも個人的見解ですが、以下の通りです。

・作業前のディスクの静止点を取得したい場合
・OSディスクしか搭載していない仮想マシンを手っ取り早く複製したい場合
・スナップショットで取得したデータを他の仮想マシンにアタッチしたい場合


以上です。