AzureVMBackupを取得した際の取得されるバックアップデータについて記載いたします。
尚、バックアップする仮想マシンはWindowsServer2016Datacenterです。
RHELでは検証しておりません。。。
- ■はじめに
- ■AzureVMBackupを複数回取得する際のデータについて
- 【初回バックアップ時:OS停止状態で取得】
- 【2回目バックアップ時:OS停止状態で取得】
- 【3回目バックアップ時:OS停止状態で取得】
- 【4回目バックアップ時:OS起動状態で取得】
■はじめに
【検証した仮想マシンの情報】
・OS: WindowsServer2016Datacenter
・OSディスク: 30GiB
・データディスク: 4GiB
・OS設定: ※データディスク追加以外は何もしていない状態
【検証内容】
以下流れで実施しております。
OS停止
↓
バックアップ取得(1回目) ※完全バックアップ。クラッシュコンシステント
↓
OS起動
↓
OS停止
↓
バックアップ取得(2回目) ※増分バックアップ。クラッシュコンシステント
↓
バックアップ取得(3回目) ※増分バックアップだけど、更新ない(はず)
↓
OS起動
↓
バックアップ取得(4回目)※増分バックアップ。アプリケーションコンシステント
【検証時のログ】
※「操作:復元」が入っていますが、別の検証もしていたため今回とは関係ありません。
※上に行くほど、新しいデータです。
ちなみに、バックアップジョブのデータはエクスポートが可能です。
では、本題です。
■AzureVMBackupを複数回取得する際のデータについて
AzureVMBackupの場合、初回は完全バックアップ、2回目以降は増分バックアップとなっております。
と、ここまではググれば簡単に情報が出てくると思います。
では、実際にどのような画面で取得されており、バックアップデータがどの程度のサイズとなるのかを調査しました。
データサイズとバックアップ時間の確認方法ですが、
「RecoveryServiceコンテナー」>対象のコンテナ>「監視」>「バックアップジョブ」の情報を使用しております。
【初回バックアップ時:OS停止状態で取得】
初回バックアップ時のみ「バックアップの構成」が実行されます。
※時間は30秒ほどでした。
続いて「バックアップ」が実行されます。
※時間は約41分でした。バックアップサイズは約11GBです。
この時点で一度仮想マシンを起動し、すぐに停止しました。
※とりあえず起動しておけば、何かしらの増分データが出てくるだろうという魂胆でした。
【2回目バックアップ時:OS停止状態で取得】
「バックアップ」のみが実行されます。
※時間は約21分でした。バックアップサイズは73MBです。
【3回目バックアップ時:OS停止状態で取得】
2回目から3回目の間ではOSは起動せず、OS停止状態のまま3回目のバックアップを取得しております。
そのため、バックアップサイズは0MBでした。
ただし、時間は約21分でした。
この時点で仮想マシンを起動しております。
【4回目バックアップ時:OS起動状態で取得】
OSを起動したまま取得しております。
バックアップサイズは、約2GBです。
時間は約21分です。
以上で、バックアップの検証は完了です。
次回は、アプリケーションコンシステントやクラッシュコンシステントについて記載できればと思っております。
※下図の赤枠部分のことです。