前回、前々回でAzure LoadBalancerとApplicationGatewayを取り上げていますが、
今回もApplicationGatewayについてです。
前回説明できなかった詳細の説明と、ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面についてです。
- ■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:概要
- ■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:構成
- ■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:バックエンドプール
- ■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:HTTP設定
- ■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:フロントエンドIP
- ■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:リスナー
- ■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:ルール
■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:概要
ここでは、概要が記載されております。ApplicationGatewayのフロントエンドIPもわかります。
■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:構成
レベル: StandardとWAFのどちらかが選べます。
SKUサイズ: S、M、Lの3つが選べます。
インスタンス数: ApplicationGatewayは内部では仮想マシンです。そのため、インスタンス数(=仮想マシンの数)を選ぶことができます。
レベルとSKUサイズの組み合わせによる料金は下記参照。
Application Gateway の料金 | Microsoft Azure
WAFについては下記参照。
Azure Web アプリケーション ファイアウォールの概要 - Azure Web Application Firewall | Microsoft Docs
■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:バックエンドプール
各バックエンドプールをクリックすると以下の画面が表示されます。
「ターゲットとなる仮想マシン」等の確認や「関連付けられているルール」を確認することができます。
■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:HTTP設定
ApplicationGatewayに届いたパケットを、どのようなHTTP/HTTPSデータとしてバックエンドプールの仮想マシンに対して届けるかを指定します。
そのため、仮想マシン側でリッスンしているプロトコル/ポート番号や、セッション維持、タイムアウト設定を行うことができます。
■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:フロントエンドIP
ApplicationGatewayに関連付けられているリスナーや、ApplicationGatewayの種類、IPアドレスを確認することができます。
■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:リスナー
ApplicationGatewayがHTTP/HTTPS通信をリッスンするための設定です。
リスナーで設定された組み合わせ(プロトコル+ポート)に一致した場合、ApplicationGatewayは「関連付けられているルール」に従いバックエンドプールに通信を流します。
■ApplicationGateway構築後のAzureポータル画面:ルール
度々登場してきているため説明不要かもですが、リスナーで設定された組み合わせに一致した場合、このルールに従い、バックエンドプールに通信を流します。
ルールには、下記二つのタブを設定する必要があります。
・リスナーの設定
・バックエンドターゲット
【リスナー】
【バックエンドターゲット】
上記「バックエンドターゲット」の設定は、ApplicationGatewayがバックエンドプールに通信を流す際のデフォルトとなります。
パスベースの規則を設定していれば、パスベースの規則の設定が優先されます。
以上です。