予算アラートについてです。
Azureを使っていて、「知らぬ間に高額な請求が発生していた・・・」なんてことが無いように料金状況は把握しておきたいところです。
そんな時に助けてくれるのが、「予算アラート」の設定です。
念のためですが、無料アカウントでAzure上で作業するにあたっては、無料アカウントで使用できるリソースの課金は発生しません。
■予算アラートとは?
自分が決めたアラート金額(=これぐらい使ったら、Azure側から教えてくれると助かるって金額)以上になった際に、メールを受け取ることができるサービスのことです。
もちろん、無料で使用できます。
■予算アラートの良いところ
前述したの利点がすべてですが、具体的には
・使いすぎを抑止することができます
・リソース(仮想マシン、等)の放置を防げます
■予算アラートの注意するところ
あくまで予算アラートに到達することを教えてくれるだけで、実際の課金を止めてくれるわけではないです。
■予算アラートの設定方法について
実際に設定してみます。
1.左メニューの「すべてのサービス」をクリックします。
2.検索ボックスに「サブスクリプション」を入力すると、候補がでてくるため、「サブスクリプション」を選択します。
3.以下の通り、「サブスクリプション名」が「無料試用版」と表示されていることを確認し、その「無料試用版」をクリックします。
4.無料試用版の場合、下記のように表示されますが、いったんそのままとします。
5.左ペインの「予算」をクリックします。
6.右ペインの表示された「追加」ボタンをクリックします。
7.「予算の詳細」欄、「予算額」欄に記載されている項目を埋め、「次へ」をクリックします。
名前: 任意の名前(英数字、アンダースコア、ハイフンのみ可。よって日本語不可)
リセット期間: いつカウントリセットするかを選択
開始日: 自動入力&グレーアウトされているため、そのまま
有効期限: アラートの有効期限。任意の期間を指定
金額: アラートの閾値の金額を入力
私は、以下の通り、1000円を超過した場合の設定をしています。
8.「通知の設定」で警告条件を入力します。
予算の割合: 先ほど設定した金額に対する割合を入力。
例えば、1000円の金額設定に対して、1000円を超過したらメールを送信してほしい時には、「100%」と入力します。
アクショングループ: ※デフォルトのまま(=「なし」を選択したまま)
私は、以下の通り入力しています。
9.「アラートの受信者(メール)」に、アラートメールを受信したいメールアドレスを入力します。
10.「作成」ボタンをクリックします。
11.画面が遷移すると、設定した項目が表示されていることを確認します。
これで、予算アラートの設定が完了しました。
■設定した予算アラートの通知メール
予算アラートを超過した際のメールは上記のようなものです。
見落とさないように気を付けましょう。
以上です。